防災検定とは
一般財団法人防災教育推進委員会が実施する日本で唯一の防災に関する検定で、
防災教育の推進を図り防災を担う人材を育成する事を目的としています。
防災検定の受検方法と受験料
誰でも受験する事ができます。
検定は5級から1級(準2級含む)までの6段階に区分されており、
各級の求められるレベルは以下のとおりです。
1級:大学レベル(4,900円)
2級:高卒レベル(2,900円)
準2級:高校在学レベル(2,900円)
3級:中2~中卒レベル(2,900円)
4級:小6~中1レベル(2,900円)
5級:小4~小5レベル(2,900円)
防災検定のテキスト
1・2級の教材は防災教育推進協会が発行する「わたしたちの防災」や、
高校の教科書「基礎地学」「地学」、「防災白書」など。
3~5級では内閣が発行する「みんなで減災」「減災の手引き」の他、気象庁が発行する各種リーフレット、消防の「チャレンジ!防災48」です。
「わたしたちの防災」は一般社団法人防災教育推進協会で、それ以外は書店から購入することができます。内閣や気象庁が発行しているものは各リンクから入手可能です。
防災検定の試験内容
自然現象に関する問題や地震への備え、台風被害など災害・防災に関して問われます。
その他に、小・中学生に実施されている「ジュニア防災検定」があります。これは上級・中級・初級の3段階に分けられており、児童らが防災に興味を持つことによって災害時の対応力を身につけることや被害を減少させることを目的としています。
上級:中2~3程度
中級:小6~中1程度
初級:小4~小5程度
防災や自然災害の基礎知識を問われる内容で筆記、家族防災会議レポート、防災自由研究から構成され、100点満点中70点ほどが合格基準です。
防災検定のメリット
・防災教育の指導者として活躍できる!
合格すると、防災の指導者資格となります。
・生涯学習のツールとして利用できる!
近年、大規模な災害が増加傾向にあります。
学校や地域、社会の中で学習することが大変重要です。
防災検定 合格のコツ
普段から知識をつける
防災に関する知識を、本を読むなどして普段から身に着けておくことが重要です。
関連する本は本当にたくさん出版されているので、自分が読みやすいと思うものから読みましょう!
「みんなの防災ハンドブック 感想 」「子連れ防災BOOK 感想」
も参考にしてみてくださいね。
どちらも読みやすい本ですよ。
無料ツールを駆使する
防災に関する情報を提供している「防災情報新聞(無料版)」があります。
これには全国で開催されている防災関連のイベント、防災活動のほか防災用品などが紹介されています。防災に関する練習問題も記載されていますので防災検定を受験しようと思っている方にはもってこいです!
「災害学習ノート」もおすすめです。これは阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターが提供するもので誰でも見ることができます。穴埋めの設問式で津波や地震などの備えや避難所の暮らしについて書かれており、詳細な解説付きの解答も合わせてあるので知識を身に着けることができます。
過去問題の活用!
やはり、検定を受験する際なによりも大事なものは過去問です。
どのような問題が出題されるのか、どのような傾向があるのか、を知ることは合格にも直に関係してきます。
防災検定の場合は、「一般財団法人防災教育推進協会」で確認することができます。受験する際には必ずチェックするようにしてください!