マイナンバー検定とは?
2015年からの新しい制度である「マイナンバー制度」から生まれた新しい資格!
1級から3級に区切られており、それぞれの対象者が次のように想定されています。
1級 | 企業・官公庁の実務者 |
2級 | 企業・官公庁の管理、指導者 |
3級 | 業務に直接携わらない一般社会人 |
上位資格には「マイナンバー保護士」があります。これは後述するマイナンバー管理士と同等の資格です。
1級を合格し、さらに次のどちらかを満たすことで「マイナンバー管理士」として認定されます。
✔1級合格者で、かつ協会の指定する認定講習を受講。レポートを提出し講習内容を十分理解したと認められる者
✔1級合格者で、かつ個人情報保護実務検定1級または個人情報保護士認定試験合格者
✔協会が提示したテーマに沿ったレポートを提出し、マイナンバー管理士としての活動が適切であると認められた者。
マイナンバー検定のメリット
・有資格者としてアピールできる!
合格者には「ロゴ」のデータを使用する事が許可されるため、名刺等に印刷することができます。また、ロゴシールの購入もできるためあらゆる機会でアピールできるようになります。
・自分を守ることができる!
マイナンバ―制度、マイナンバ―の管理について学ぶことで、自身の個人情報を守ることができます。
・マイナンバー実務士会への入会!
1級・2級の合格者が入会する事ができます。
アップグレードセミナーや追加資格受験料の料金割引、後援会への無料招待、研修会・勉強会への優待、カード更新料の免除、会員バッジ・カードの進呈など多くの特典が得られます。
・講師、インストラクターとして活躍できる!
企業や団体ではマイナンバーの管理は特に重要事項となっています。仮にこの情報を漏えいや不正使用などをしてしまうと重い罰則が科せられるだけではなく、その企業・団体の信用やイメージが失墜してしまいます。
このような大きなリスクを犯さないためにも、研修等でマイナンバー取扱いの知識を各個人で知っておく必要があります。資格を取得すると、研修講師となれる可能性があるのです。
・個人情報保護士として認定!
マイナンバー検定2級以上に合格し、個人情報保護実務検定1級合格者は、個人情報保護士として認定されます。
個人情報保護士1級とマイナンバー実務検定2級以上で「個人情報保護士」認定されると前述しました。どちらを先に取得するか迷われるかと思いますが、先に取得すべきはマイナンバー検定です。理由①:1級もしくは2級を取得すると個人情報保護士認定試験において「マイナンバー法の理解」という科目が免除されるからです。
理由②:難易度的にもマイナンバー実務検定の方が比較的容易とされており、ステップアップとして個人情報保護士を受ける方も多いようです。
マイナンバー検定の取得方法
受験資格はなく、誰でも受験する事ができます。試験は年4回行われる試験に合格する必要があります。
各級の試験内容は下記の通りです。
【1級・2級】1級は80問、2級は48問でマークシート形式。
・番号法(マイナンバー)の背景・概要
・総則
・個人番号、個人番号カード
・特定個人情報の提供の制限
・情報提供ネットワークシステム
・特定個人情報の保護、取扱いに関する監督等
・機構処理事務
・法人番号
・雑則、罰則、附則
・条例・安全管理措置
・関連法令
【3級】3級は50問でマークシート形式での出題。
・番号法設立の経緯・背景、概要
・個人と番号法、企業と番号法、地方公共団体・行政機関・独立行政法人等と番号法
・番号法の今後
・罰則
・条例・安全管理措置
・関連法令
マイナンバー検定の合格基準
※難易度に応じて考慮され合格点水準が調整される場合があります。
マイナンバ―検定の勉強方法
・テキスト+参考図書
難しい用語・表現は最初は飛ばして読んでも大丈夫ですので、まず1回読んで概要をつかみましょう!
概要が大体掴めたら今度は最初からちゃんと読んで頭に入れていきましょう。
また、公式サイトで紹介されている「参考図書」を読むこともオススメです。
試験に申込むと、
「逐条解説」「ガイドライン」「サンプル問題」の冊子が送付されます。
必ず目を通すようにしましょう!
公式サイトでは、対策講習会やビデオ講座をはじめ、サンプル問題など受験するにあたって役立つ情報(試験と対策講座を同時に申し込むと料金が割引や学生割引)も記載されているので要チェックです!
おススメテキスト
【法務教科書 マイナンバー実務検定2級合格ガイド】
・ポイントが抑えてある
・練習問題が付いている
マイナンバ―検定 合格のコツまとめ
・情報を集める!
ことが重要です。
合格率が公表されていない資格ですので、不安もあるかと思いますが要は
「勉強するかしないか」です。
他人の合格か不合格だったか、なんて割合は気にしないで合格を目指してください!