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マンション管理士 合格のコツ

目次

マンション管理士とは?

マンション管理士とは、その名の通りマンション管理のコンサルタントとしての国家資格です。コンサルタントとは、主にマンション管理に関する法律知識を用いてマンションを運営管理する上で発生するトラブルの解決や、健全な運営を行うためのアドバイスをすることです。

マンション管理士の仕事内容

主にマンションの住民で結成されたマンション管理組合側の立場で行われる業務。

代表的なものは以下の通りです。

・顧問業務…管理組合と顧問契約を結び、組合の運営全体をサポート。

・管理委託契約見直し業務…管理業者に支払っている費用や業務内容の見直し。

・管理規約見直し業務…管理費や修繕積立金の使い道や建て替えについての規定の見直しなど、管理組合が定める規約を、その時代に合わせた内容へと見直し。

マンション管理士とマンション管理業務主任者の違い

似た資格に「管理業務主任者」があります。

こちらはマンション管理のマネジメント業務を行う資格として、マンション管理業者は事務所ごと、または30管理組合につき1名以上の設置が義務付けられています。

具体的な仕事内容は管理受託契約の重要事項の説明、受託した管理業務の処理状況のチェック、報告などを行い、管理会社にとって必須な資格といえます。

この資格は比較的マンション管理士よりも取得が容易で、取得することでマンション管理士試験の一部免除(マンション管理適正化法5問)が得られるので、可能であれば先に取得することをオススメします。

マンション管理士の取得方法

「マンション管理士試験」に合格することが必須です。
この試験は例年11月に国土交通大臣が主体で公益財団法人マンション管理センターが指定試験機関として開催されるもので受験資格はなく誰でも受験する事ができます。

次に該当する方は、マンション管理士として登録することができません!
・成年被後見人又は被保佐人
・禁固以上の刑に処され、執行後または執行を受けることがなくなった日から2年が経過していない人
・マンション管理の適正化の推進に関する法律の規定により罰金に処され、執行後または執行を受けることがなくなった日から2年が経過していない人

「名称独占資格」といわれる分野の資格で、登録をしないと「マンション管理士」と名乗ることはできないので注意が必要です。

「マンション管理センター」に登録する必要があります。

合格後には登録を忘れないようにしてください。

マンション管理士の試験内容

・マンションの管理に関する法令及び実務に関すること(法令)
・管理組合の運営に円滑化に関すること(会計・管理)
・マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること(設備)
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること(管理適正化)

上記4つの分野から50問、マークシート形式の「四肢択一式」で出題されます。

合格基準は毎年一定ではありませんが、全50問中70%~80%程度の正答率が目安となっています。

マンション管理士 合格のコツ

マンション管理士の合格率は例年8%~9%と非常に低く、不動産関連の他の資格と比較しても難関試験といえます。

しかし、マンション管理士の試験問題は、「過去に出題された」問題から8割、「新規」の問題が2割と大幅に過去問が比率を占めています。

そのため、例年の合格基準と照らし合わせて見ても過去問を解けるようになっていれば合格点に達することができますので、必ず過去問題集を解いておけるようにしましょう!

それでは、各分野ごとに勉強するコツをみていきましょう。

マンション管理士 科目ごとの勉強方法

(ⅰ)法令系

この分野は出題数が全体の5割程度を占めます。マンション管理に関連する法令は多岐にわたり、全てを勉強しようとすると時間が足りませんので、重要事項から重点的に勉強することが効率的な試験対策となります。

(ⅱ)会計・管理

管理については「管理業務主任者」という専門資格が別にあるために、それほど踏み込んだ問題は出題されません。基本をきっちり勉強しておきましょう。

会計は、簿記などの経験者は得点源とするチャンスとなります。ここで稼ぎましょう!数字が苦手な方は何度も繰り返し過去問を解くなどして苦手意識を克服しましょう。

(ⅲ)設備

専門的な用語・知識が多く、その割りには出題数が少ない分野です。高得点に結びつけることができないので、余裕がある場合に勉強していくほうが効率的です。

(ⅳ)管理適正化

こちらも出題数は1割程度と少ない分野です。しかし、マンション管理士として基本的な内容で実務にも関わってくる重要な分野ですのでしっかりと覚えましょう。

マンション管理士 おススメのテキスト

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マンション管理士のメリット

今後需要が増える!

マンションは築30年ほどで老朽化対策が必要とされ、同時に入居者も高齢化が進むために管理が難しくなると言われます。そのため、管理するためにマンション管理士の支援が不可欠になると予想されます。

やりがいを感じることができる!

マンションの居住者のためにアドバイスしたり、トラブルの解決をすることが仕事となります。そのために直接感謝の言葉をかけられたりする機会が多く、自分が役に立っているという実感を得やすいです。

独立開業ができる!

マンション管理の専門家として独立し、相談を受ける際に必要な知識を得ることができます!

 

マンションに住んでいる人は現在1,500万人を超えるとされています。この人数は人口の1割を超え今後も増加傾向にあります。

居住者が増えればトラブルが発生する割合も高くなります。トラブルの発生するリスクを抑え、仮に起きてしまっても解決する、居住者の住みやすいマンションをつくっていくマンション管理士。

ぜひ難関試験を突破して資格を取得しましょう!

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